ねらい

動物の環境とのかかわりと発生や成長をとらえ興味・関心をもつ。

内容

南の温かい海に広がる、サンゴ礁。テーブル状のもの、木の枝のようなものなど、サンゴには様々な種類があります。サンゴの表面を良く見ると、小さな突起が一面にあります。この一つ一つが、ポリプとよばれる生きものなのです。ポリプは、隣に新しいポリプを作って増え、大きな群れになって成長します。夏、満月を迎えるころ、サンゴは産卵します。ポリプの中に透けて見える、ピンク色のものを、「バンドル」といいます。この中に、サンゴの卵と精子が入っています。ポリプの一つ一つからバンドルが出てきました。サンゴの産卵です。サンゴ礁のあちこちで産卵が始まります。やがて海の中でバンドルが弾け、卵と精子が放出されます。そして、結びつくのです。ほとんどの卵は、魚などに食べられてしまいますが、生き残った卵は、海の中を漂っていきます。産卵から一年がたちました。小さなサンゴです。この場所で、何年もかかって成長していくのです。

サンゴの産卵
珊瑚礁でのサンゴのつくりや育ち方と産卵の様子を紹介します。