ねらい

昆虫の発生や育ち方には、一定の順序があることとをとらえる。

内容

冬の野原。枯れた植物の枝などにこんなものを見ることがあります。カマキリの卵です。中を見ると、泡のようなものに包まれて、卵がぎっしりと並んでいます。春になって暖かくなると、卵から幼虫が生まれます。体の長さは、およそ8ミリメートル。薄い膜に包まれています。薄い膜を脱ぐと、形は成虫とほとんど同じ。幼虫は、昆虫などの生き物を食べて、大きくなっていきます。成虫になったカマキリです。カマキリは食欲旺盛です。大きな鎌(かま)のような前脚で、餌を捕まえます。秋、カマキリの仲間が卵を産む季節です。お腹の大きなカマキリをみつけました。メスのカマキリです。卵を産む場所をさがしているのです。卵を産み始めました。卵は、泡のようなものの中に産みつけられます。この泡は乾くと固くなり、雨や風から卵を守ります。こうしてカマキリの卵は、寒い冬を越すのです。

カマキリのそだち方
カマキリの卵がふ化してよう虫から成虫に育ち、秋に産卵するまでの映像です。