ねらい

昆虫の育ち方の順序をとらえ、興味・関心を持ち観察しようとする。

内容

アリが巣の中で、たまごを産んでいます。たまごを産んでいるのは、女王アリです。たまごの大きさは、およそ2mm。2週間ほどたつと、幼虫になって出てきます。幼虫は、1か月ほどの間に4回皮をぬぎながら大きくなっていきます。幼虫のエサは、女王アリが口うつしで与えます。大きくなった幼虫は、やがて口から糸を出して、まゆを作ります。まゆの中で、さなぎになるのです。たまごから、およそ2か月。はたらきアリが生まれてきます。女王アリや、他のはたらきアリがまゆをやぶって、アリを外へ出してやります。出てきたアリの体には、うすいまくがついています。このまくを取りのぞいてやると、動けるようになるのです。はたらきアリは、巣の中で、女王アリや幼虫のせわをしたり、土をほって運び出したりします。また、外に出てえさを集めてくるのもはたらきアリのしごとです。はたらきアリの数は、しだいにふえていき、巣はどんどん大きくなっていきます。

アリの育ちかた
女王アリの産卵、よう虫へ餌をあたえ、さなぎから成虫になるまでの映像です。