ねらい

動物の体のつくりと枯れた植物体や環境とかかわりに興味・関心をもつ。

内容

ダンゴムシは、日本全国にすみます。ダンゴムシがいるのは、落ち葉と土のあるところです。体長は1cmほど。危険が迫ると丸くなります。ダンゴムシは、ムシという名がついていますが、昆虫ではなくエビやカニに近い仲間です。ダンゴムシは、固い甲羅を持っています。他の虫につかまっても甲羅が滑って簡単には食べられません。ダンゴムシは、生態系の中で重要な役割を果たしています。食べ物は落ち葉。落ち葉を土に変える役割を担っているのです。ダンゴムシが食べるのは、やわらかくなった落ち葉です。葉っぱの固い部分は食べません。時間を縮めてみると、ダンゴムシが、落ち葉を食べる様子がわかります。これは、ダンゴムシが糞をしているところです。フンを顕微鏡で見てみましょう。落ち葉は1mm以下になっています。このフンをミミズや小さいムシが食べて落ち葉は土に戻っていきます。ダンゴムシたちの働きにより、森の循環は守られているのです。

ダンゴムシ
ダンゴムシの体のつくりと落ち葉を食べた後の糞などを紹介します。