ねらい

地層は、火山の噴火や流れる水の働きと関係があることをとらえようとする。

内容

富士山のふもとにある「白糸の滝」。不思議なことに水が岩の間から出てきます。この水は一体どこから来るのでしょう。富士山からでしょうか?しかし、富士山には川らしいものは見あたりません。実は地面の下に秘密があるのです。今の富士山ができるときに、大量のよう岩が流れ出しました。よう岩の表面は一気に冷えるため、割れ目がたくさんできました。一方内側は、ゆっくり冷えるのでかたくしまった固まりになります。これがくり返され、たくさんの割れ目がある層とかたい層が交互に重なります。そして、山頂に降った雨や雪は、よう岩の割れ目の層にしみこんでいき、中にたっぷりと水がたくわえられます。さらに雨が降り、雨水が新たにしみこんでいくと、その水が層の中にたまっていた水を押しだし、ふもとの、よう岩がとぎれた場所からわき出します。富士山の地面の下には、水の流れができていたのです。

白糸の滝の水はどこから来るのか
白糸の滝は、地下の地層に蓄えられた水から出ている事を説明する映像です。