ねらい

生物には体のつくりにその特徴があることを知り興味・関心をもつ

内容

トンボは、飛びながら虫をとらえる昆虫です。細長い体、力強い胸の筋肉。飛ぶために都合のよい仕組みとなっています。最も目立つのは目。昆虫の中で最大と言われています。頭の半分ほどもある目は、複眼とよばれ、小さな目が集まっています。六角形をした小さな目は個眼といい、レンズの働きをしています。個眼の数は、1万個以上。これはトンボの複眼を縦に切り顕微鏡で見た様子です。右側の円形の部分に並んでいるのが個眼です。個眼がとらえる映像は、物の形の一部分ですが、神経を通じ脳に集まり、ひとつにまとまって見えるようになると考えられています。トンボの目は、物の形を正確にとらえることができます。動くものに対しても敏感です。そして、頭がよく動くことが、見える範囲を広げます。トンボの優れた視力は、接近する敵も素早く見つけることができます。大きな複眼は、空中生活者として生きるトンボにとって重要な役割を果たしてます。

トンボの眼
トンボの複眼のつくりを顕微鏡を使って詳しく説明する映像です。
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トンボ複眼虫のからだ