ねらい

火山の噴火と土地の変化の関係や自然災害とのかかわりをとらえ関心をもつ。

内容

1990年11月、九州長崎県の雲仙普賢岳(うんぜんふげんだけ)が、198年ぶりに噴火しました。半年後、普賢岳の山頂火口によう岩の固まりが出現しました。よう岩ドームです。よう岩ドームはみるみるうちに成長を続け、4日後には山頂からくずれ落ちたよう岩が火砕流(かさいりゅう)を発生させるようになりました。火砕流は、高温の火山灰や岩、軽石などが高温のガスと混じり合って、なだれのように流れる現象です。火砕流はその後もたびたび起こり、大きなひ害をもたらしました。

雲仙(うんぜん)の火さい流-中学
雲仙普賢岳の噴火後、溶岩ドームができ火砕流が起きた様子を観る映像です。