ねらい

生物の体のつくりや育ち方の特徴をとらえ興味・関心をもち観察しようとする。

内容

カマキリは、昆虫界の名ハンター。鎌のような前足を使って、獲物を一瞬のうちにとらえてしまいます。カマキリの体は、ハンティングに適した構造をしています。自慢の前足を拡大してみると、鋭いトゲがたくさん並んでいます。一度とらえた獲物を逃さないためです。三角形をした頭には、鋭く突き出たアゴと、獲物を探すための視野の広い大きな目がついています。このカマキリはチョウをねらっています。風にゆれるチョウをめがけて、とらえます。前足の鎌が一気に伸びて、獲物をとらえています。カマキリの目は動くものに敏感です。今度のねらいは、枝の下に隠れているクモです。スローモーションで見てみましょう。カマキリは獲物の動きを見逃しません。クモがちょうど目の前にきたところを、おそいかかっています。時間にしてわずか10分の1秒。あっという間です。大きな鎌と鋭い目、そして一瞬の早わざ。カマキリは、昆虫界で一番の名ハンターです。

大きな鎌で百発必中 カマキリ
カマキリが、餌とする昆虫を捕らえる様子や体のつくりを紹介します。
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