ねらい

水溶液には金属を変化させるものがあることに興味・関心をもつ。

内容

酸性の水溶液で、金属をとかす実験をしてみましょう。塩酸のpH(ピーエイチ)は、0.6。強い酸性の水溶液です。うすいアルミニウムを塩酸に入れてみます。小さな泡が出ています。1分ほどすると、泡が盛んに出て、熱くなってきました。アルミニウムをよく見て下さい。うすいアルミニウムは、全部溶けてしまいました。今度は、アルミニウムの板を入れてみます。アルミニウムの板でも、泡が出始めました。アルミニウムが溶けているようです。だんだん熱くなり、泡が激しく出てきます。10分もすると、泡の出方が少なくなりました。アルミニウムは残っているのに、とけなくなって来たようです。酸性の強さを調べてみます。アルミニウムをとかす前は、pH0.6の強い酸性でした。それが、今は、pH1.74。酸性が、大分弱くなっています。

塩酸にアルミニウムをとかす
アルミニウム板を塩酸に入れると泡を出し溶ける様子を見る映像です。