ねらい

生物の季節や環境とかかわりの特徴に興味・関心をもつ。

内容

雪の中、木の上を歩くのは、ニホンザル。体長は50cmほど。青森県下北半島は、ニホンザルが生息する北限です。雪の多い下北で生き抜くには、たくさん食べ体力を消耗させないこと。一日中、食べ物探しです。冬の森では、ササが大切な食べ物になります。キノコを見つけました。食べ物の少ない季節、キノコはごちそうです。マツカサも、大切な食料。寒さから身を守るため欠かせません。久々の晴れ間がのぞきました。冷たい波に洗われている海岸も穏やかです。そんな日、サルたちが海岸に出ます。お目当ては、ムラサキイガイという貝です。植物だけでは不足しがちなタンパク質を補うため、海岸にやってきたのです。冬を乗り切るため、バランスよく食べているのです。冬の天気は気まぐれ。夕方降りだした雪が、吹雪へと変わりました。身を寄せあい、寒さをしのぎます。つややかな毛は雪をはねのけます。北限にくらすニホンザルは、たくましく、冬をのりきります。

ニホンザルの食べ物探し
冬の青森県下北半島で生活するニホンザルの食べ物などを紹介します。