ねらい

動物の生活と季節とのかかわりに興味・関心をもち観察しようとする。

内容

北海道のこの湖には、毎年秋になると中国やロシアなど北の国から、たくさんのハクチョウがやってきます。ここで見られるのはオオハクチョウという種類です。オオハクチョウの家族の様子を観察してみましょう。よく見ると、体の色が白いものと灰色のものがいます。まっ白なのは、おとなのハクチョウ、灰色は子どものハクチョウです。ハクチョウは家族ごとに行動します。しきりに頭を水の中に突っこんでいます。エサをとっているのです。食べているのは、水の中に生えている水草のようです。ハクチョウがこの湖にやってくるのは、エサがたくさんあるからです。ハクチョウが食べていた水草です。かり入れが終わった田んぼに落ちているイネや小さな生き物なども食べます。日本の冬は、北の国のようにエサがまったくなくなってしまう心配はありません。オオハクチョウは、えさをもとめ、海をわたって、日本に来るのです。そして春、また北の国へ帰っていきます。

ハクチョウの生活
秋、北海道に渡ってくるオオハクチョウの湖での生活を紹介します。