時速５００ｋｍで走るリニアモーターカー。しくみを模型で見てみましょう。これが車体。車体には、磁石がつけてあります。通り道には、コイルがたくさんついています。コイルに電流を流してみます。方位磁針で調べると、Ｓ極です。となりは、Ｎ極です。通り道には、Ｓ極とＮ極のコイルが交互（ご）にならんでいます。スイッチを切りかえると、針が逆向きになりました。極が変わったのです。スイッチを元にもどすと、極も元にもどりました。電流の向きを変えると、コイルの極が変わります。車体には、磁石がとりつけてあります。コイルには、電流が流れていません。電流を流すと、磁石と電気磁石が引き合い、車体が前に進みます。スイッチを切りかえます。一しゅん、コイルに電流が流れなくなり、その間に車体は前に進みます。そして、コイルに逆向きの電流が流れると、磁石と電気磁石が引き合い、車体が前に進みます。こうして走ることができるのです。