ねらい

人と空気、水のかかわりや生物に及ぼす影響に興味・関心をもつ。

内容

北アメリカやヨーロッパでは、酸性雨の深刻な被害が出ています。ドイツのこの森では木が急に弱り、山の頂では枯れ果ててしまいました。スウェーデンの湖。水は青くすんでいますが、魚のすめない死の湖になってしまいました。東京の高速道路です。雨がコンクリートを溶かしてつららのようになってしまいました。わたしたちの身近なところにも酸性雨が降っています。雨水を集めて酸性度を測ってみます。pH4.74、pHが7より小さいと酸性です。酸性雨は日本中で観測されています。酸性雨の原因のひとつは、車の排気ガスに含まれる窒素酸化物です。硫黄酸化物も酸性雨の原因になります。それらの物質は、風に運ばれて上空に運ばれます。酸性の成分が雨に溶けると、酸性雨や酸性の霧になって地上に落ちてきます。酸性雨は土の性質を変えてしまいます。植物は根から弱り始め、やがて枯れてしまいます。酸性雨は、空気の汚れによって引き起こされているのです。

大気汚染(おせん)と酸性雨
ドイツなどの国々(くにぐに)の酸性雨の被害(ひがい)や、酸性雨ができる仕組みを説明します。
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