ねらい

地層を構成しているものの中には化石が見つかることに興味・関心をもつ。

内容

体長16m、体重8トンもあったティラノサウルスの化石。化石には、体や、くらしを知る手がかりがあります。ティラノサウルスには、上あごと下あごをつなぐ太い筋肉がありました。口で噛み付き、獲物を倒していたことが想像できます。頭の骨には、穴が開いています。肉食動物の、トラの頭には穴はありません。ティラノサウルスの頭には、脳を守るためのしくみがあります。頭の骨をいくつもに分けることで、あごの動きに合わせ頭の形が変わります。形を柔軟に変えあごの力による衝撃を吸収し、脳を守っています。ティラノサウルスの仲間は、鋭い嗅覚を持っていたのではないかということも、化石から知ることが出来ます。鼻の部分の渦巻きの形の骨。イノシシは、鋭い嗅覚をもつ動物です。イノシシの鼻にも、渦巻状の骨があります。この骨には、ニオイを嗅ぎ取る細胞が並んでいるのです。化石を調べることで、その生き物の体やくらしを知ることができるのです。

化石は語る
ティラノサウルスの頭の骨のつくりなどを紹介する映像です。