ねらい

昆虫などの活動と季節とのかかわりについて興味・関心をもつ。

内容

草むらの中を、どこかをめざして歩く、メスのカブトムシです。秋のぞう木林。木のかれたりくさったりしたものがたくさん重なっています。カブトムシはここをめざしてやってきたようです。でも、こんなところで何をするのでしょうか。前あしで落葉や土をかきわけて、もぐっていきます。カブトムシは、ここで、たまごを産むのです。くさった木のみきや葉っぱが生まれてくるよう虫の食べ物になるので、この場所をえらんだのです。カブトムシのメスは、夏のなかばから9月まで産らんを続け、全部で30個ほどのたまごを産みます。これがカブトムシのたまご。産みつけられて2週間ほどたつと、たまごからよう虫が出てきます。体の大きさは1cmもない小さなよう虫ですが、生まれてすぐに、まわりのくさった落葉などを食べ始めます。これから、およそ10か月もの長い土の中での生活が始まるのです。

秋のカブトムシの活動
秋、雌のカブトムシが穴を掘り産卵する様子やふ化の様子を見ます。