ねらい

地層を構成しているものの中には化石が見つかることに興味・関心をもつ。

内容

5千万年前の地層から見つかったコウモリの化石です。頭の輪郭まではっきりと残っています。化石には動物の形だけでなく、肉眼では見ることの出来ない小さなものまで残ることがあります。たとえば、このコウモリのおなかの部分からは、ある珍しい化石が見つかりました。昆虫の複眼です。このコウモリは昆虫を食べていたようです。また、蛾の体の表面についている燐粉も見つかっています。コウモリの胃の中のほとんどは、蛾の燐粉でした。蛾はコウモリのかっこうのえさだったのです。このように、化石に残る情報はその生きもののくらしを知る重要な手がかりなのです。

コウモリの化石
コウモリの化石から蛾を食べていたことが分かったことを紹介します。