ねらい

昆虫の育ち方には一定の順序があることをとらえ興味・関心を持つ。

内容

紫色の美しい羽を持つ、オオムラサキです。夏、オオムラサキのメスが、エノキの葉に卵を産んでいます。卵の大きさは、およそ2mm。1週間から10日位たつと、卵から幼虫が出てきます。幼虫はエノキの葉を食べ、秋までに2、3回皮を脱ぎます。寒くなり、幼虫のエサがなくなると、枯れ葉の裏でじっとしています。幼虫は、春になるまで冬越しをします。春、暖かくなると、幼虫も冬眠からさめて活動をはじめます。エサは、エノキの芽です。エノキの葉がしげると、幼虫も皮を脱ぎ緑色になります。成虫になるために葉をたくさん食べるようになります。体の長さが7センチほどに成長した幼虫は、サナギになるための場所を探します。そして、逆さにぶら下がり、皮を脱ぎサナギになります。サナギになって約20日後、殻が割れました。3分ほどかかって、オオムラサキの成虫が現れました。成虫になったオオムラサキは、夏の間、雑木林の中で樹液を吸ってくらします。

オオムラサキの一生
オオムラサキの産卵、孵化、よう虫から成虫になるまでを見ます。