ねらい

昆虫の活動や成長には順序があることをとらえ興味・関心をもつ。

内容

クマゼミは、関東地方より西に多くすむセミです。体長は6センチ。日本にいるセミの中では最も大きなセミのひとつです。クマゼミが鳴くのは午前中です。おなかを震わせて大きな鳴き声を出します。こちらはクマゼミのメスです。セミのメスは鳴きません。オスはメスを引き付けるために鳴くのです。夏の夕方。土の中からクマゼミの幼虫が出てきました。幼虫は、土の中で5回の脱皮を繰り返し成長します。セミの幼虫は、何年も土の中で過ごすといいますが、クマゼミの幼虫の期間がどれぐらいかは、まだわかっていません。やがて葉の裏につかまった幼虫は、じっとして動かなくなります。背中の皮が割れてきました。クマゼミの羽化です。全身が出たあとは、じっと羽が伸びるのを待ちます。羽の隅々まで体液が送り込まれることで羽が伸びるのです。クマゼミは、一晩かけて体が十分に固まるのを待ちます。

クマゼミの羽化
夏のクマゼミの鳴き方、土から出てきたよう虫が羽化する様子を紹介します。
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夏の生きものクマゼミウカ