ねらい

2種類の金属を水溶液に入れると、電気が起きることを見いだし、電池のしくみを知る。

内容

2種類の金属と食塩などの溶液があれば、電気は起きます。いくつかの金属を組み合わせて、電池を作ってみましょう。一方はボルタの電池と同じ亜鉛、もう一方は銅の代わりに鉄。液体は薄い硫酸です。亜鉛と鉄でも確かに電気は起きました。今度はアルミニウムに代えてみましょう。薄い硫酸に浸けると、針が逆に振れてしまいました。コードのつなぎ方を反対にしてみましょう。銅や鉄との組み合わせの場合と違って、亜鉛が+(プラス)極だったのです。硫酸は酸性です。アルカリ性の水酸化ナトリウム水溶液ではどうでしょう?ボルタの電池と同じ銅と亜鉛の組み合わせで試してみます。水酸化ナトリウム水溶液に浸けると…やはり電気は起きました。確かに2種類の金属と溶液で電気は起きるのです。

電池の金属と水溶液-中学
2種類の金属と水溶液で電池をつくってみましょう。薄い硫酸に亜鉛と鉄、亜鉛とアルミニウム、水酸化ナトリウム水溶液に銅と亜鉛。どれも電気が起きます。