ねらい

乾電池を組み立て、+極、-極には異なる金属が使われていることを知る。

内容

ふだん使っている乾電池の中身はどのようになっているのでしょうか。工場からもらってきた乾電池の材料を、組み立ててみます。溶液をしみこませた二酸化マンガン、そして炭素棒を+(プラス)極に使います。こちらは-(マイナス)極の亜鉛の筒と、それぞれの極を分けるセパレータです。セルロースのチューブと同じ役割をする特殊な紙です。普通のクラフト紙とセパレータの吸水性を比べてみましょう。同時に色水に浸してみると、クラフト紙よりも、セパレータには水が素早くしみこみます。吸水性が高く、しかも液を保ちやすいように、工夫されているのです。さらにセパレータを薄くすることで、二酸化マンガンの量を増やし、電気を長く起こせるようになりました。セパレータの入った亜鉛の筒に二酸化マンガンを入れます。+(プラス)極の炭素棒を木槌でたたき込みます。マンガン乾電池の完成です。

乾電池のしくみ-中学
乾電池を組み立てます。-極になる亜鉛の筒に、溶液をしみこませた二酸化マンガンを入れ、+極の炭素棒を木づちでたたき込むと、乾電池の完成です。