ねらい

実験を通して、水蒸気が紙をこがすほどの高温になることを知る。

内容

白い画用紙がみるみるうちに焦げていきます。紙を焦がしているのは高温の水蒸気です。温度の高い水蒸気を作り出す方法です。まず水と沸騰石を入れたフラスコを、アルコールランプで加熱します。水が沸騰してできた水蒸気は、銅管を通っていきます。銅管の先からは湯気が噴き出しています。この湯気は、紙を焦がすほどの高温ではありません。銅管の丸めてある部分をガスバーナーで熱します。次第に銅管の先から出ていた湯気が見えなくなってきました。水の気体、つまり水蒸気になっているのです。この水蒸気は、紙を焦がしたり、マッチに火がつくほどの高温です。

高温の水蒸気を作る実験-中学
フラスコの水を加熱し、発生した水蒸気を銅管に通し、その銅管をガスバーナーで更に加熱します。出てきた水蒸気は紙を焦すほどの高温です。