ねらい

実験を通して、寒冷前線と温暖前線付近の空気の動きを知る。

内容

前線付近の空気の動きを、水を使ったモデル実験で見てみましょう。冷たくて重い空気の代わりに砂糖水に色をつけたものを用意。水槽には暖かくて軽い空気の代わりに水が入っています。右側は、溢れた水が流れるようになっています。冷たい空気の変わりに砂糖水を注ぎます。砂糖水は水よりも重いので、水槽の底を進みます。このとき、軽い水、つまり暖かい空気が持ち上げられています。この様子は寒冷前線と同じです。次は温暖前線のモデル実験です。先をふさいで穴をあけたホースを使います。均一に水が出るように調節してあるのです。蛇口をひねると、暖かい空気の代わりの軽い水は、重い砂糖水の上を流れていきます。やがて水槽の底のほうに、両方の水がぶつかり合うところができました。重い砂糖水の上を、軽い水が乗り越えるような形になりました。温暖前線付近では、冷たくて重い空気の上に、暖かくて軽い空気が乗り上げるような形になります。

水を使った前線のモデル実験-中学
冷たくて重い空気の代わりに砂糖水に色をつけたものを、暖かくて軽い空気の代わりに水を使い、寒冷前線や温暖前線付近での空気の動きをモデル実験で示します。