ねらい

利根川の水が用水路を通って関東平野の水田に送られるしくみを見て、わたしたちの生活が自然の水に依存していることを知る。

内容

5月、関東平野の田んぼでは、田植えの季節を迎えます。その前に、乾いていた田んぼに利根川の水がはられます。川の水が田んぼに運ばれるまでの流れを見てみましょう。河口から154キロメートルにある利根大堰です。利根川を12の水門でせき止め、川の水を用水路に取り込みます。ここで一年間に取り込まれた水のおよそ40%が埼玉県などの農業用水として使われています。川から取り込まれた水は、3本の大きな用水路に流されます。大きな用水路から小さな用水路へ、関東平野に張り巡らされた水路によって川の水は田んぼへと送られています。

利根川の水を水田に引く施設-中学
利根大堰(とねおおぜき)で取り込まれた水は、3本の大きな用水路に流され、さらに関東平野に張り巡らされた水路によって田んぼへと送られていきます。