ねらい

ススキの花を観察し、ススキの生息範囲を広げる特徴を知る。

内容

秋の草原を真っ白に染めるススキ。穂を観察してみましょう。黄色いものがたくさん見えます。これはおしべです。白い穂は、ススキの花の集まりなのです。秋が深まると、花は綿毛をつけた種子に変わります。種子が熟すに連れて綿毛は徐々に広がり、飛ぶ準備が整います。風に乗って綿毛をつけたススキの種子が舞い始めました。種子は新天地を求め旅に出ます。日当たりのよい空き地で、小さなススキの芽生えを見つけました。ススキの種子は、他の植物の生える日陰では育つことができません。無事に成長できるのは運良く空き地に辿り着いたほんの一部の種子だけなのです。

ススキの花と種子-中学
ススキの白い穂は、花の集まりです。秋が深まると、花は綿毛をつけた種子に変わり、風に乗って飛んでいきます。