木の幹の表面に付いている模様は、地衣類です。地衣類は、菌類と藻類が共生しているものです。街路樹にも黄色い地衣類がついていました。地衣類の体一枚を縦に切って見てみましょう。うすい体の中には緑色の層があります。緑の粒一つ一つが藻類の細胞です。緑の層を包むように菌類の菌糸が覆っています。藻類は、菌類に守られる一方、光合成で作り出した養分を菌類に分け与えているのです。