ねらい

身近な昆虫であるモンシロチョウの交尾、産卵などの活動を学ぶ。

内容

春になってモンシロチョウが飛び始めます。モンシロチョウが集まるのは菜の花やキャベツ畑など。朝寒いうちは畑にモンシロチョウの姿はありません。太陽で羽を温め飛び立つ準備をしているのです。成虫になって飛びまわれるのは2週間。その間に子孫を残そうと、オスはメスを追いかけます。どうやって見分けているのでしょうか。左がオス、右がメス、ほとんど同じに見えます。しかし、紫外線で見るとオスとメスの違いがはっきりします。メスの羽はオスの羽より白く見えるのです。これは先頭のメスを追いかけるオスたちの姿です。このメスは体を曲げて交尾を拒否しました。一度交尾をしたメスの多くは、こんな姿勢でオスの求愛を断ります。こうなるとオスは別のメスを求めて飛び続けなくてはなりません。このオスはメスと交尾することができました。メスは卵を1つずつ葉っぱに産みつけていきます。およそ600個の卵を産むためにメスは2km四方を飛び回ります

モンシロチョウの求愛
モンシロチョウの雄が雌を見分ける方法、繁殖活動などを紹介します。