ねらい

火山の噴火により溶岩が流れ出すことで土地が変化することに関心をもつ。

内容

太平洋のハワイ島。ハワイ島の南東の海底には海底火山があることがわかっています。水深5千メートルの海底からそびえ立つ高さ4千メートルの海底火山、ロイヒ。ロイヒの火山活動の様子を探ります。海底火山のふもとで面白い形の溶岩が見つかりました。「枕状溶岩」と呼ばれ、最近水中に吹き出したマグマが固まったものです。水中に吹き出したマグマは冷たい水で冷やされ表面がすぐに固まります。その中を、溶けたマグマが流れます。こうしてこのような形の溶岩が出来るのです。さらにロイヒのふもとでは平たい形をした溶岩も見つかりました。急激に冷やされることがない陸上ではマグマはゆっくりと広がり、平たい形に固まります。このような溶岩を、パホエホエ溶岩と呼びます。海底で、パホエホエ溶岩が出来るためには、火山が活発に活動し、冷やされるよりも早くマグマが広がらなくてはなりません。ロイヒは活発な火山活動により成長し続ける海底火山です。

海底火山とマグマ
ハワイ島にあるロイヒ海底火山から溶岩が流れ出る様子を紹介します。