ねらい

昆虫の観察方法などに興味をもち調べたり観察しようとする。

内容

ファーブルは、1823年フランス生まれ。92才でなくなるまで、こん虫のなぞをいくつも解き明かし、本にまとめました。注目される理由の一つが、研究の仕方です。それは、自分の目で観察し、仮説を立て、そして実験で確かめるという方法でした。ファーブルは、多くの動物が巣に帰ることができるということに対して、特別な感覚を持っていると考えました。アリの場合、においを手がかりに巣に帰るといわれていました。においは、触角でかいでいるという説もありました。ファーブルは、実験をすることにしました。アリの通り道を、ほうきで掃き、観察する実験です。においがある土がなくなれば、アリは、道がわからなくなると思ったからです。この実験では、しばらくありは迷っていましたが、巣に向かい出したのです。他のアリもあとに続き、元の道に再び戻ったのでした。ファーブルはさまざまな実験をすることで、目で見分けている、という結論に達しました。

ファーブルの観察
ファーブルがアリの行動を研究するために行った実験を紹介します。