ねらい

イモリの変態を観察し、イモリのからだのつくりに興味を持つ。

内容

これはイモリの幼生です。お腹の方から見ると、えらや心臓が見えます。やがて後ろ足もできます。体長がおよそ2センチメートルになりました。えらが少しずつなくなって、おとなと同じ形になります。これを変態と呼んでいます。陸に上がって肺呼吸を始めるのです。おとなのイモリです。水面から口を出して空気を吸っています。大きさは、およそ10センチメートルです。イモリの体をソフトX線で調べてみましょう。骨がはっきりと見えます。白く見えているのは肺です。前足です。一本一本の指にもしっかりした硬い骨があります。背骨は頭から胴へ、更にしっぽまでつながっています。後ろ足もハッキリ見えます。こちらは変態したばかりのイモリです。あごの骨や背骨は見えますが、足などはわかりません。外から見ると、足の形ができていますが、体の中では、まだ形作りが続いているのです。

イモリの変態と体のつくり-中学
イモリの幼生は、やがて後ろ脚ができ、えらが少しずつなくなり、成体と同じ形になります。これを変態と呼んでいます。