ねらい

イモリの受精卵の変化を観察し、両生類の特徴を見いだす。

内容

イモリの卵は雌の体から出る時に受精し、寒天質の袋に包まれます。上から見た受精卵です。産み付けられてから数時間経つと分裂を始めます。今度は横から見ています。卵が割れるようにして細胞が分かれていきます。このような細胞分裂を卵割と言います。卵割を繰り返し、細胞の数は増えていきます。桑実胚(そうじつはい)になりました。そして胞胚(ほうはい)になります。次は原腸胚です。下から見ています。白っぽい部分に凹みができて、その中に胚の表面が入っていきます。これを陥入といいます。陥入が終わると胚の形が細長くなっていきます。神経胚と呼ばれるこの時期には、将来、脳や脊髄になる部分ができていきます。この時期の胚を尾芽胚(びがはい)と言います。画面左側が頭です。胚の上側に沿って脊髄が伸びています。えらが見えます。体に色素細胞が現れ色が付いてきます。黒く大きな目も見えます。やがて寒天質の袋をやぶって孵化します。

イモリの卵の成長-中学
分裂を始めたイモリの受精卵を観察します。将来、脳や脊髄(せきずい)になる部分ができ、やがて胚の上側に沿って脊髄が伸びていきます。えらもでき、色素細胞が現れます。