ねらい

暗視野照明の特徴を知り、見たい物によって適した照明の選択ができる。

内容

これは細菌の一種、サルモネラ菌。激しく動き回っています。どうやって動いているのでしょうか?普通の顕微鏡では、小さすぎてその様子を見ることはできません。しかし、この映像では、長い毛を動かして前に進む様子がはっきりと見えています。どのようにして見ているのでしょうか?これは、普通の顕微鏡のようですが、照明の当て方が少し異なります。下から出た光は、この筒を通って試料に当たります。筒の中央には、光を遮る板がついています。試料には真下からの光は当たらず、斜め下からの光だけが当たります。そのため、対物レンズには直接照明の光は入りません。試料にあたって散乱した光だけを見る方法。暗視野照明です。これはタマネギの細胞を暗視野照明で見たものです。細胞の中の小さな粒をはっきり見ることができます。これは普通の照明で見た像です。周りを暗くすると、小さいものが見やすくなるのです。

暗視野照明で見る-中学
顕微鏡で試料を見るとき、暗視野照明にすると見えやすくなることがあります。斜め下からの光だけが当たり、背景が暗くなり見やすくなるのです。