ねらい

ハスノハカシパンの受精卵を観察し、紡錘体が染色体を動かすことを知る。

内容

イモリの細胞が分裂しています。ひものように見えるのは、染色体です。ウニの仲間、ハスノハカシパンで、受精卵の分裂を観察していきましょう。まず、アセチルコリンを注射します。およそ30秒後、メスは卵、オスは精子を出します。卵と精子をまぜます。卵が受精しました。受精膜ができていきます。しばらくすると、卵の核が動いていきました。蛍光顕微鏡で見てみます。核の中の染色体が青白く光るように染めてあります。受精卵でも、染色体が分かれていきます。細胞を固定して詳しく観察しましょう。染色体が一列に並んでいます。偏光顕微鏡で見ます。白く見えるのは、紡錘体です。蛍光顕微鏡の像と重ねると、染色体は紡錘体の中央にあります。今度は複屈折偏光顕微鏡を使って見ました。両端に広がっている白いものは、星状体です。もう一度、生きた細胞を観察します。紡錘体が細胞の両端に離れていきます。これが染色体を動かしていたのです。

細胞分裂と染色体-中学
ハスノハカシパンの受精卵を蛍光顕微鏡で見ると、染色体が分かれていきます。偏光顕微鏡で見ると、紡錘体が白く見えます。紡錘体が細胞の両端に離れていきます。