ねらい

実験を行い、気孔の開閉には植物ホルモンの一種、アブシジン酸が関与していることを知る。

内容

茎を水に差した状態で気孔を観察します。スライドガラスとカバーガラスで挟んだ部分は水で満たしてあります。今、気孔は開いています。茎を切りました。だんだん気孔が閉じていきます。この気孔のまわりは、水で満たされていました。気孔の周りの状態には関係なく、茎からの情報が伝わったようです。では、どうして気孔が閉じたのでしょうか。トラデスカンティアの葉の表面に、植物ホルモンの一種、アブシジン酸をかけます。茎は水にさしてあります。はじめ、気孔は開いています。しかし、気孔はだんだん閉じていきます。茎を切ったときと同じです。アブシジン酸が気孔を閉じさせたのです。

気孔が閉じるしくみ-中学
トラデスカンティアの葉に、植物ホルモンの一種、アブシジン酸をかけます。開いていた気孔がだんだん閉じていきます。