ねらい

アルミニウムの製錬の過程を見て、電気が大量に使われていることを知る。

内容

アルミニウムの原料となるボーキサイトは、オーストラリアやインドネシアで採掘されています。日本では、ボーキサイトを100%輸入に頼っています。このボーキサイトから、どのようにしてアルミニウムを作っているのでしょうか?まずボーキサイトを水酸化ナトリウム溶液に溶かします。この溶液から水酸化アルミニウムを取り出します。水酸化アルミニウムをおよそ1000度に加熱するとアルミナになります。このアルミナを炉に入れて融かします。電解炉です。炉の中に電流を流しています。炉の底にアルミニウムが溜まっていきます。このようにして作るためアルミニウムを作るには、大量の電力が必要です。ボーキサイトからアルミニウムを作っている工場を水力発電所などが支えています。アルミニウムが、「電気の缶詰」とも言われる理由です。

アルミニウムの製錬-中学
ボーキサイトから取り出した水酸化アルミニウムを加熱するとアルミナになります。これを電解炉に入れ電流を流すと、底にアルミニウムがたまります。