ねらい

火山の形、活動の様子及びその噴出物と地下のマグマの性質について知る。

内容

岩石の性質の違いを調べてみましょう。これは雲仙普賢岳の溶岩。日本の多くの火山で見られる「デイサイト」という岩石です。溶岩を細かく砕き、炉の中に入れます。そして1400度まで熱します。三宅島や伊豆大島の三原山などで見られる「玄武岩」でできた溶岩を溶かして比較してみます。「デイサイト」と「玄武岩」、2種類の溶岩をおよそ1時間熱します。「玄武岩」はドロドロに溶けて流れます。そして「デイサイト」です。粘りけが強く、「玄武岩」のようには流れません。右が「玄武岩」。左が「デイサイト」です。この粘りけの違いが、火山の形や噴火の仕方の違いをもたらすのです。

溶岩の性質-中学
雲仙普賢岳の溶岩と三宅島などで見られる溶岩をとかして比較してみます。玄武岩はドロドロにとけて流れますが、デイサイトは粘り気が強く、玄武岩のようには流れません。