ねらい

原油からつくられたナフサがプラスチックになり、様々な製品に加工されるようすを見て、原油からつくられるのは、石油やガソリンだけではないことを知る。

内容

プラスチックの原料は石油から作られるナフサです。工場で、ナフサを加熱します。約800度。ナフサが分解して、プロピレンなどの気体になります。この塔の中は、30度、圧力0.05メガパスカル。ここで気体の成分を取り出し、圧縮します。この気体には水素やメタンなども含まれています。この塔でそれらを取り除きます。こちらの塔は、1.4メガパスカル、30度。プロピレンを取り出します。圧力をかけて液体にしてタンクに蓄えます。プロピレンが工場の反応器に送られ、ポリプロピレンがつくられます。白い粉を熱して融かし、形を整えたものがペレット。袋に詰めて出荷します。この装置では、ペレットからフィルムを作っています。ボトルを作っています。白いボトルを型にはめ、空気を吹き込むと、大きなボトルになりました。黒いペレットからは、自動車のバンパーができました。石油から作られたプラスチックは、自動車を作るのに欠かせません。

原油からプラスチック-中学
原油からとれるナフサを分解してプロピレンができます。これを反応させてできるポリプロピレンから包装用フィルム、容器など様々なものがつくられます。