ねらい

やわらかい試料の切片のつくり方を知り、カエルの卵などを顕微鏡で観察する。

内容

これはトノサマガエルの卵。卵のように柔らかいものは、カミソリで切ろうとしてもすぐつぶれてしまいます。どうしたら切りやすいでしょうか。そこで、寒天を使います。まず、固まった寒天の上に卵を乗せます。そして、卵の上に溶かした寒天を流し込みます。寒天が固まったら卵の周りを切り出し、向きを考えながら寒天と一緒に見たい面で切ります。実体顕微鏡を使って観察してみましょう。卵は、いくつかの細胞に分かれているのがわかります。動物組織のように柔らかいものでも、硬いものに埋め込めば断面を見ることがでるのです。

卵の断面を見る-中学
トノサマガエルの卵を寒天で固め、寒天といっしょに切って、切片をつくります。これを顕微鏡で見ると、いくつかの細胞に分かれているのがわかります。