ねらい

皆既日食の観察を行い、太陽表面での現象を知るとともに、日食を太陽、地球、月の関係としてとらえる。

内容

日食は太陽と地球の間に月が入って起こる現象です。太陽が完全に覆い隠される日食を、皆既日食といいます。太陽と月のみかけの大きさが、ほぼ同じため太陽がすっかり隠されてしまいました。太陽の周りには、ふだんわたしたちが目にすることのできない白い輝き、コロナを見ることができます。コロナは太陽が放つ高温のガスで、温度は100万度以上もあります。太陽の表面に赤い輝きが見えます。これは、太陽の表面からガスを吹き出すフレアという爆発現象です。フレアが起こす爆発のエネルギーは大きく、数千万度にまで温度が上昇します。こちらは、太陽の表面に輪を描くガスの柱、プロミネンスです。太陽の表面では、このような活発な太陽活動が繰り広げられているのです。

皆既日食とコロナ-中学
月が完全に太陽を覆い隠す皆既日食です。太陽のまわりには、太陽が放つ高温のガス、コロナを見ることができます。フレア、プロミネンスも見えます。
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