ねらい

特殊な望遠鏡で太陽を観察し、太陽からは光だけでなく太陽風という粒子の流れが放出していることを知る。

内容

太陽のエネルギーは、太陽の中心部で水素からヘリウムが作られる核融合反応によって生みだされています。表面温度約6,000度。太陽は地球に光や暖かさを届けてくれます。しかしその中には生物にとって有害なものも含まれています。特殊な望遠鏡で太陽を隠してコロナを撮影した様子です。真ん中の白い位置が太陽です。コロナを構成する粒子が宇宙空間に飛び出していく様子がわかります。こうして宇宙に飛び出した粒子の流れを太陽風といいます。太陽風を地球がまともに浴びていたら、生物は大変なことになってしまいます。太陽風から地球を守っているのは、地球の中にある磁石です。飛んでくる粒子は、地球の周りにある磁界のため、直接降り注ぐことはほとんどありません。太陽風がほかの天体に及ぼす現象も観測することができます。すい星です。すい星が太陽に近づくと、表面からチリやガスが吹き出します。それが太陽風によって流され、尾を引くのです。

太陽のエネルギー-中学
表面温度約6000℃で輝き続ける太陽。特殊な望遠鏡で撮影すると、コロナを構成する粒子が宇宙空間に飛び出していく太陽風の流れがよくわかります。