ねらい

月に初めて人類が到達したときの記録映像を見て、宇宙の研究に興味を持つとともに、月の石の研究が太陽系誕生の解明に結びつくことを知る。

内容

地球から38万キロメートルかなたにある月、月への旅は人類長年の夢でした。1969年7月。アポロ11号は人類初の月面着陸を目指して飛び立ちました。地球を飛び立ってから3日後、アポロ11号は無事月を回る軌道へと到着。月面への下降がはじまりました。いよいよ世界が待ち望んだ月への一歩です。月面着陸。それは歴史的な冒険であると同時に、科学的な月面探査の幕開けでした。アポロ11号の後にも10人の宇宙飛行士が月に着陸し、月の様々な場所から、石や砂を持ち帰りました。月から持ち帰った石の一つ、「角れき石」です。顕微鏡で見ると、大小様々な石が寄り集まってできています。研究の結果、今から40億年前にできた石だということが分かりました。月を直接調べることで、太陽系が誕生した頃の様子や地球を知る研究が大きく前進したのです。

月への着陸-中学
1969年7月。アポロ11号は、初めて人類を月面に送りました。このとき月から持ち帰った石を調べることで、太陽系誕生のころの研究が大きく前進したのです。