ねらい

地域の人々の生活にとって必要な飲料水の確保のため、計画的、協力的に事業が進められていることを知る。

内容

森の手入れをする森林作業員。その仕事は、わたしたちが使う水を守ることにつながっています。森林作業員の仕事の一つは、木を切って、森にすみずみまで日が当たるようにすることです。木を切らずにそのまま放って置いた森です。繁った葉っぱのせいで、地面に日が当たらず、下草が生えません。雨が降っても地面に水がしみこまず、流れてしまうのです。逆にしっかり手入れされた森は、地面に日が当たるので、下草がたくさん生えています。こうした森では、雨が地面にしみこみ、水をたくさん蓄えることができます。こうした森の手入れに欠かせないのが、とても重いチェーンソーと呼ばれる機械です。重い機械を使った急斜面での作業は、いつも危険と隣り合わせです。またこの森には、スズメバチなど刺されると命を落とすこともある虫がいます。そのため森林作業員は、毒を吸い出す器具を常に持ち歩いています。彼らのおかげで、豊かな森の水は守られているのです。

森の水を守る
森林作業員は、地面に日があたり下草がはえるように木を切ります。きちんと手入れすることで森の土は水をしっかり蓄えるのです。
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