ねらい

産業や地形条件から見て、特色のある地域の人々の生活を調べる。

内容

一面に広がる色とりどりのチューリップ。富山県砺波市で、毎年春に開かれるチューリップのお祭りです。様々な種類、300万本が並びます。富山県はチューリップの球根の出荷量が全国1位。中でも砺波市は、年間およそ660万個の球根を出荷しています。秋、その年の春に収穫した球根を畑に植えます。冬。雪が球根を成長させる大事な役割を果たします。雪の下は、土の温度が一定に保たれます。球根は外の気温に影響されず、根を張り芽を出す準備をするのです。春、花が咲きます。一本一本確かめて、病気の花を球根ごと抜き取ります。これは真っ赤なチューリップですが、病気で白い模様が入ってしまいました。花びらは摘み取ります。球根の中に栄養を蓄え、大きくさせるのです。きれいで丈夫な花を咲かせる球根だけを残し出荷します。また富山県では、新しいチューリップの開発にも力を入れていて品種は30以上。地域を代表する産業のひとつになっています。

富山県 チューリップ
富山(とやま)県は、チューリップの出荷量が全国1位。年間660万個の球根を出荷する砺波(となみ)市の気候の特色をいかした栽培(さいばい)方法をしょうかいします。