ねらい

産業や地形条件から見て、特色のある地域の人々の生活を調べる。

内容

石川県で代々受け継がれてきた伝統的な着物、加賀友禅(かがゆうぜん)です。華やかな色づかいと絵画のように美しい模様が特徴です。加賀友禅は、今も昔ながらの方法で作られています。模様のまわりをぐるりとのりで縁取る「糸目糊(いとめのり)」という工程です。色と色とが混ざり合わないようにするためです。加賀友禅の美しい模様を描くためにかかせない重要な工程です。次に、のりで縁取った線からはみ出さないようにていねいに色を塗っていきます。色を塗りおえると、冷たい水にさらします。布からのりと余分な染料をおとすのです。これは「友禅流し」とよばれ、以前は金沢市内の川でよく見かける光景でした。

石川県 加賀友禅
石川県で代々受け継がれてきた着物、「加賀友禅」です。華やかな色づかいと絵画のように美しい模様が特徴です。「加賀友禅」は、今も昔ながらの方法で作られています。