ねらい

産業や地形条件から見て、特色のある地域の人々の生活を調べる。

内容

茨城(いばらき)県の霞ヶ浦(かすみがうら)周辺は、日本有数のれんこんの産地です。収穫(しゅうかく)量は、日本一。年間でおよそ2万8千トンです。秋から冬にかけてが、収穫の時期です。農家の人は、寒い中でも水につかり、ほり起こしていきます。この時、れんこんをきずつけないための工夫があります。水圧(すいあつ)でまわりの土を落とし、れんこんをうかび上がらせる「水ぼり」です。この地域(ちいき)の農家が考えだし、今では全国のれんこん農家が取り入れています。れんこんは、あなが先まで通じているため、昔から「先を見通せる」えんぎのいい食べ物とされてきました。今もれんこんは、正月のおせち料理に使われるなど、明るい未来を願うための食べ物として親しまれています。

茨城県のれんこんづくり
茨城(いばらき)県の霞ケ浦(かすみがうら)周辺は日本有数のれんこんの産地です。全国のおよそ半分の量を出荷しています。