ねらい

産業や地形条件から見て、特色のある地域の人々の生活を調べる。

内容

群馬県では、昔から桑の栽培が盛んです。水はけのよい土地が桑の栽培に適していたからです。桑の葉っぱは、主に蚕(かいこ)のエサとして育てられています。蚕は、絹の糸を作る虫です。蚕の幼虫は、卵から生まれて25日ほどたつと、さなぎになるためにまゆを作り始めます。群馬県は、このまゆの生産が日本一です。出来たまゆは、工場に運ばれ、絹糸になります。蚕の糸はとても細いため、大変な集中力と手間が掛かります。絹糸の生産が一番盛んだったのは、およそ100年前。当時、絹糸や絹製品は、日本の輸出額の半分を占めていました。絹は、日本の産業を支えていた大切な製品だったのです。

群馬県の産業 養蚕
水はけのよい土地が桑の栽培に適していたことから、群馬県では古くから桑の栽培が行われています。桑の葉は主に蚕の餌として育てられており、絹糸づくりが盛んです。