ねらい

産業や地形条件から見て、特色のある地域の人々の生活を調べる。

内容

岩手県には、三陸(さんりく)海岸とよばれる長い海岸線があります。よく見ると、のこぎりの歯のようにギザギザしており、こうした入り組んだ形の海岸を「リアス海岸」とよびます。海岸ぞいを走る三陸鉄道では、長く続く海岸線を楽しめます。2011年の東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)で線路がこわれ、列車が通れなくなっていましたが、2014年に再開(さいかい)されました。三陸海岸では、複雑(ふくざつ)に入り組んだ地形をいかした漁業(ぎょぎょう)がさかんです。北部にある久慈市(くじし)では、海女(あま)が、ウニやアワビを素(す)もぐりでとります。また、波がしずかで、台風などの被害(ひがい)を受けにくい港では、ワカメやホタテなどの養殖(ようしょく)がさかんです。震災では漁業も津波(つなみ)による大きな被害を受けました。養殖による水産品(すいさんひん)の水あげ量は震災前の6割(わり)ほどです

岩手県の特色 リアス海岸と漁業
岩手県の海岸線は入り組んだ形をしており、リアス海岸と呼ばれています。この地形を生かした漁業が盛んにおこなわれています。