ねらい

農村で起きてきた水争いの原因について考えることができる。水争いを避けるために様々な工夫が生まれたことに気づく。

内容

かつて農村地帯では水をめぐる争いがたえませんでした。たとえばこんなことがありました。川をはさんだ二つの村が、水を引いてお米を育てていました。ある年、日照り続きで、川の水が減ってしまったことがありました。そこで日にちを決めて水を分けるようにしました。しかし、水が田んぼに行き渡らないので、約束の期日になっても川上から水を引いている村が取水をやめません。これでは川下から水を引いている村の田んぼはすべてだめになってしまいます。こんなとき争いがおきるのです。

水争い
かつて、農村地帯では水争いが絶えませんでした。日照り続きで川の水量が減ったとき、川上の村が取水を続けると川下で水が不足し、水争いになるのです。