ねらい

国産米が不足したできごとを知る。水田の自然へのはたらきや人々の豊作を願う祭りからお米作りとくらしの結びつきを調べることができる。

内容

1993年、低温と日照不足のため、全国各地で稲が実りませんでした。翌94年、日本は米不足になりました。政府は、米を緊急輸入することにしました。しかし、輸入された外国産の米は日本人の口にはあいませんでした。国産の米をもとめて、店には長い行列ができました。この時、あらためて日本の米作りが見直されました。わたしたち日本人は、2000年以上も前から米を食べてきました。日本人の米づくりに寄せる思いは、各地で行なわれている豊作をねがう行事や祭りに、今も受け継がれています。水田はさまざま生き物を育み、また大雨の時も貯水池の役目を果たしてくれます。米づくりは日本人のくらしと深く結びついてきました。

日本人とお米
1993年の全国的な米の不作で、米が不足し外国米が輸入されると、あらためて日本の米作りが見直されました。当時の米不足に関する映像です。