ねらい

道具を作る技術や米作りで培った集団行動力を持った弥生人。その人々が縄文の文化をもっていた人々をしのぎ、勢力を広げていった様子を理解する。

内容

弥生の新しい文化を持った人々は、九州北部から、海や陸を通って、次第に東へと移動していきました。それまで縄文の暮らしを営む人々が住んでいた場所にも、弥生の文化を持った人々の集落ができました。弥生の人々は、田んぼを作り、急速に増えていきました。すると各地で、縄文の人々と弥生の人々との間で戦いが起こるようになりました。弥生の人々が使っていた石の矢尻です。縄文の人々の矢尻の2倍の大きさがあります。材料は、サヌカイトというかたくて鋭い石が使われています。道具を作る技術。米作りを通して身につけた集団での行動。弥生の人々は、すべての点で縄文の人々にまさっていたのです。弥生の人々は、近畿地方から東海、関東平野へと急速に勢力を広げていきました。

縄文人と弥生人
弥生人は九州北部から次第に東へ移動していき、各地で縄文人と争うようになりました。縄文人のものより優れていた弥生人の武器などを紹介します。