ねらい

古墳は当時の権力者が権力を示すために作らせたものだということを知る。大山古墳の長さや形、工事にかかる人数や日数などを調べることができる。

内容

古墳は、いまから1700年ほど前。3世紀の終わりから7世紀にかけて作られました。その地域を支配していた王が、権力を示すために自分の墓として作らせたものです。全国に広く分布していて、形も大きさも様々。中でもいちばん大きな古墳が、大阪府堺市にある大山(だいせん)古墳です。長さ486メートル。その形から、前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)と呼ばれています。この巨大なお墓に眠っている人が誰なのか、はっきりとは分かっていません。しかし、当時いちばんの権力者だったことは確かです。作られた当時の大山古墳は、白い石でおおわれていました。一日に2000人の人が働いても、16年はかかる大工事だったと考えられています。古墳の大きさは、そこに眠る権力者の力の大きさを示しているのです。

巨大な王の墓古墳
3世紀の終わりから7世紀にかけて作られた古墳は、地域の王が権力を誇示するために作らせたお墓です。日本最大の古墳である大山古墳などを紹介します。